平成１８年度「北海道新技術・新製品開発賞」奨励賞受賞
新機能型暗渠排水用素焼土管

暗渠をしたのに機能していないとお困りではないですか？
暗渠管内の沈殿物による閉塞の原因の１つが鉄バクテリア（鉄酸化細菌）の繁殖が原因です。
特に排水不良の泥炭地や泥流地帯の酸化土壌では暗渠管に鉄分が付着しやすく、鉄バクテリアはその鉄分を餌にして繁殖し、暗渠管を閉塞させます。
しかも、泥炭地や泥流地帯の土壌はｐＨが低い酸性なので鉄を溶かし、暗渠管内はその鉄を含んだ排水が流入し鉄バクテリアの棲家となってしまいます。

ノーザイ「鉄菌番」は暗渠土管自体に鉄が付着しずらく、鉄バクテリアの発生を抑制し、暗渠管の閉塞を回避します。

新篠津試験圃場５年目調査結果 (平成２３年１１月撮影）

従来の素焼土管	鉄菌番
管内部に酸化鉄の付着がみられます	管内部に酸化鉄の付着が見られません

ノーザイ「鉄菌番」は泥炭地から流れ出た過剰な鉄分を含む赤水の排水を抑制し、湖沼や河口付近の魚貝類への鉄分の付着を防ぎ、漁業被害を軽減します。

試験施工圃場紹介 (北斗市開発地区）

鉄菌番施工前	鉄菌番施工後１年経過
赤水が多量に排水されています	赤水の排水が見られません

左の写真が示すとおり、シジミ貝への鉄分付着の被害のほか、漁場付近の魚のエラへの鉄分付着もみられ、漁場の鉄分汚染が日に日に深刻になってきています。（撮影場所：天塩川漁場）

従来の閉塞回避疎水材よりはるかに低いコストで目詰まりを抑え、優れた機能を末永く保ちます。

上のグラフからも判るとおりノーザイ「鉄菌番」は合成管＋他の疎水材より３０％～７０％も鉄の濃度を下げる効果があります。
※ロックウール疎水材も高い暗渠閉塞回避効果を示していますが、高価なため特殊な地域でしか使用できないのが難です。

（写真、資料提供：地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部中央農業試験場）